身元引受の基礎知識とお仕事
身元引受とは
身元引受の基礎知識
まず
身元引受とは
要点身元引受人に
現代社会において、
法律上の位置づけ
身元引受人には、
- 委任契約
- ご本人
(委任者)が 法律行為をする ことを 相手方に 委託し、 相手方 (受任者)が これを 承諾する 契約。 - 委託契約
- 法律
行為 以外の 事務を 行う ことを 受諾した者が、 自分の 責任・ 管理のもとで その事務を 行う契約。
注意したいこと
身元引受契約は、
身元引受人と成年後見人の違い
要点裁判所が
身寄りがない
| 項目 | 身元引受人 | 任意 | 法定 |
|---|---|---|---|
| 家庭 | × | × | ○ |
| 家庭 | × | ×※1 | ○ |
| 選任までの | 短い | 1.5~ | 平均 |
| 財産管理 | △※2 | ○ | ○ |
| あらかじめ | ○ | ○ | × |
| 債務保証 | ○ | × | × |
| 死後事務委任 | ○ | ×※3 | ×※3 |
| 葬儀 | ○ | × | × |
- ※
1 ただし 家庭 裁判所による 監督あり - ※
2 生活の 為の 金銭程度を 中心 - ※
3 緊急時に 対応する こと あり
違いのポイント
- 法定
成年後見人は 裁判所が 選任する ため、 安心感が 大きいのが 特長です。 ただし 選任までに 時間が かかる ため、 本当に 必要な ときに 選任されているかという 課題が あります。 - 成年後見人は、
生前の 財産管理を 行う立場です。 そのため、 死後事務委任は 行えません。 - 身元引受人は
契約にもとづく ため、 契約を 結べば すぐに 始められます。 そのかわり裁判所に よる 選任は ありません。 - 料金を
定めた 法律がない ため、 料金は 事業者によって 幅が あります。 - 生前の
事務から 死後の 事務まで 幅広く取り扱える ため、 ご本人のやりたいことに 融通が 利くのは 身元引受人です。
身元引受はなぜ必要?
要点施設に
身寄りがない
緊急時の
そうした
身寄りがない
在宅で
身元引受サービスの本質
要点同意書を
身元引受人は、
これからの生き方を、ともに考える
これからどう
暮らしに必要なサービスを、つなぐ
介護業界も
- 住み慣れた
我が 家で 暮らしていく ための、 介護保険の サービス - 出張で
散髪してくれる サービスの 手配 - 食事を
届けてくれる 宅配サービスの 手配 - 金銭管理を
任せる サービス - 緊急時の
対応を してくれる サービス
こうした
生活保護を受けている方の身元引受
要点申請の
一般社団法人
生活保護の手続きの代行
金銭管理の
申請の
- いつから
いつまで 働いていたか - ご親族は
どこに、 何人いるのか - お体の
状況
受給中のご相談の例
- 施設利用料との
兼ね合いで、 お小遣いの 捻出を 調整する - 保護費が
少しずつ 貯まり、 生活保護の 停止・ 中止が 予測される - 行政から
定期的に、 資産照会・ 収入申告・ 生活状況の 報告を 求められる
亡くなった後の
身元引受人の4つのお仕事
契約に
身元引受人としての
同意 要点入院・
退院・ 施設入居の 手続きで 同意を 求められた とき、 身元引受人として 書類に 署名・捺印します。 代理ではなく、 身元引受人 自身の 立場で 施設と 約束します。 入居の
ときの 同意 施設への
入居の ときには、 多くの 施設で 身元引受人の 同意を 求められます。 これは 代理ではなく、 ご本人の 行為について、 身元引受人が 身元引受人として 同意する ものです。 身元引受人の 同意 身元引受人は
施設と 独自に 約束し、 その同意について 身元引受人が 独自に 責任を 負います。 ご本人と 施設の 契約とは、 直接は 関わりません。 代理 (ご家族・ 後見人など) 代理人の
代理行為は ご本人に 帰属し、 契約関係は 一本です。 有効な 代理で あれば、 責任は 基本的に ご本人が 負います。 どちらが
良い・ 悪いという ものではなく、 どちらの 方法もとられています。 ただ、 施設としては 身元引受人の 同意を 求める ことが 多いと いえます。 施設利用料の 連帯 保証人になってほしい、 葬儀の 手続きを 組んでほしい、 といった 行為は、 後見人などの 立場では 難しい ためです。 入院・
退院の ときの 同意 病院への
入院・ 退院の 手続きの ときに、 同意が 必要に なる ことが あります。 そのときも 身元引受人として、 書類に 同意の 署名・捺印をします。 日常の
金銭管理 要点通帳・
印鑑を お預かりして 支払いを 行い、 月1回程度 ご報告します。 契約に もとづくので、 柔軟に 対応できます。 任意の
契約なので、 日常の 金銭管理を 行っていない 事業者も あります。 成年後見人の
財産管理との 違い 成年後見人の
財産管理には、 裁判所が 関与します (法定の 場合は 裁判所による 選任、 任意の 場合は 裁判所による 監督)。 身元引受人には 裁判所の 関与がなく、 ご本人と 身元引受人の 契約が 根拠になります。 実は、 サービスの 中身そのものは、 それほど 変わりません。 成年後見人の
財産管理 - 裁判所が
関与するので、 高い公平性が 保たれます。 - 財産行為は
一括で 行います。 - 財産行為については、
比較的 安価で 済みます。
身元引受人の
金銭管理 - 契約に
もとづくので、 柔軟に 対応できます。 - 包括的な
契約内容を 選べば、 成年後見人の サービスと 大差なくなります。 - すぐに
サービスを 始められます。 - 料金は
事業者によって 幅が あり、 他の サービスと 一体になっている ことが 多いです。
日々の
金銭管理の 流れ お預かり
通帳や
印鑑を お預かりします。 お支払い
支払いが
必要な ものは、 すべて お支払いします。 お届け
何か
買いたい ものが ある ときは、 現金書留で お送りする ことが 多いです。 近くにいる場合は、 直接 お渡しする ことも あります。 記録
台帳につけ、
実際に 出し入れした 金額と 差額が 出ないよう、 日々管理します。 ご報告
1か月に1度くらいの
頻度で、 ご報告します。
成年後見人の
場合は、 これに 加えて 裁判所への 報告が あります。 - 裁判所が
死後事務委任
要点亡くなった後の
ご遺体の 引取り・ 葬儀・ 埋葬から、 行政の 手続き、 残された お荷物の 整理までを、 生前の 契約にもとづいて 行います。 成年後見人との
違い 成年後見人の
仕事は、 原則として 生前の 事務に 限られます。 そのため 死後事務委任は 原則できず、 例外は 財産を 保全する ために 必要な 行為だけです。 亡くなった後の 事務を きちんと 行うには、 身元引受人を 選んでおくことになります。 亡くなった後の
流れ ご遺体の
引取り 身元引受人が
手続きを 進めます。 事業者が 直接 引き取る場合も ありますが、 多くは 葬儀社が お引き取りに 来られます。 葬儀
基本的には、
エンディング ノートに 書かれた ご希望に 沿って 行います。 葬儀に 費用をかけられない 場合は、 直葬 (そのまま 火葬場へ 向かう 形)が 多いようです。 埋葬
お墓が
ある 場合は、 そのお寺へ。 お墓がない 場合は、 できるだけ 費用を 抑えて 永代供養をしてくれる ところを 探します。 行政の
手続き 年金受給の
停止や、 遺産相続について 対応します。 残された
お荷物の 整理 ご親族が
いる 場合は 形見分けをし、 施設に 必要な ものがないかを 伺ったうえで、 残りは 処分業者に 処分を依頼します。
その他の
生活支援 要点相談への
対応や 生活保護の 手続き、 買い物の 代行など、 暮らしの 困りごとにも 契約の 範囲で 寄り添います。 身寄りのない
方に 寄り添う以上、 包括的に 対応する 面も 出てきます。 たとえば、 次の ような ことです。 相談
ご本人の
不安を 和らげる ため、 電話での 相談に 対応している ところは 多いと 思われます。 これからの ことや 健康の ことなど、 さまざまな 不安を 抱えている ことが 多い ため、 迅速な 対応が 求められます。 生活保護の
手続き 生活保護を
受けることになりそうな 方の 手続きを、 代行する 場合が あります。 くわしくは生活保護を 受けている へ。方の 身元引受 買い物の
代行 よく
使われるのは 通販です。 身元引受人が 買い物をして 持参する 方法は、 時間と コストが かかりすぎる ため、 きわめてまれです。 施設との 距離が 近いなどの 理由で、 そこまで 対応している ところも あります。 その他
先祖伝来の
お墓が 見つからないので 探してほしい、 という 事例も ありました。 時間と 費用が かかりすぎる ため、 どこかで 折り合いを つける 必要が あるかもしれません。
身元引受のこと、まずはお気軽にご相談ください。
個人の
