身元引受サービスの本質
身寄りがない人にとって身元引受サービスは、施設入居のための前提になっています。
しかし、身元引受人は、入居の際に同意書だけ書いておけばよいかというとそういうわけではございません。
現代社会における身元引受人の価値はどんどん高まっております。
 
身元引受人は添えものという風潮
確かに、現代において、身元引受人は入居の際に必要になるだけで、そういった主役となるべきサービスからすれば、
添えものであるという風潮はあります。
ひいては、身元引受人そのものがいらないのではないかという考えも聞こえてくるところです。
しかし、実際には身元引受人ならではのサービスというものを体現していくことが可能です。
ライフプランの創造
それは、ライフプランを創造していくということです。
わかりやすく言えば、これからどうして生きたいのか、その生き方を模索し、
模索したあとには、どうすれば達成できるかをコーディネイトできる立場であるということです。
生き方の提案ができる
これからあとの時代、介護業界も様変わりしていく中で、特別養護老人ホームどころか有料老人ホームにすら
入居が困難という時代がやってきます。
そのとき、自分らしい生き方を達成するためには、
いくつものサービスを集結させなければなりません。
例えば、住み慣れた我が家で暮らしていくためには、介護保険事業サービスが必要でしょう。
散髪のためには出張で散髪してくれるサービスが必要でしょう。
ご飯を食べるためには宅配サービスなどを利用することが考えられるでしょう。
そういった生活にまで踏み込んだサービスというのは身元引受人という立場でしか達成しえないものです。
身元引受人は生き方の提案ができる唯一の存在であるといえるでしょう。


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